キャバ嬢を車で送る仕事だから二種免許が無いと違法?
キャバクラの送りドライバーは、キャバクラで働く女の子達を自宅まで送り届けるお仕事です。
人を乗せて目的地まで送り届けるタクシーの様な仕事のため、第二種運転免許証がないと無免許運転、いわゆる「白タク行為」に当たると思われがちですが、普通自動車第一種免許証のみでお仕事を行うことができます。
キャストの女の子達を安全に送迎することが何よりも大切なミッションとなりますが、お酒を作ったりお客さんの相手をする必要もありません。
とてもシンプルな業務内容であるため、隙間時間を活用してお金を稼ぎたいという方や、これからナイトワークに携わってみたいと考える男性にとって打ってつけのお仕事となることでしょう。
深夜に働く送りドライバーは風営法に違反している?
キャバクラの送りドライバーは、基本的には深夜0時以降、キャバクラが閉店した後にお仕事をするため「風営法に違反するのでは?」と思われがちです。
しかし、送りドライバーは、キャバクラの店舗内で営業している訳ではありません。
閉店頃にキャバクラの裏口付近や指定場所などに車を停めて待機し、勤務後の女の子達が車に乗り込んでからお仕事がスタートするため、風営法の取締りの対象外となります。
マイカー(自家用車)を業務で使用するのは違法?
キャバクラの送りドライバーは、基本的にはマイカー(自家用車)を使用して業務に携わります。
マイカー(自家用車)を使用することは違法なのでは?と思う方もいますが、こちらも法律上特に問題はありません。
ただし、ドライバー側がマイカー(自家用車)の使用を拒否しているにも関わらず自家用車の使用を強要した場合には、労働基準法などの法律に違反する可能性が高まります(労使間で雇用契約書などを通じて合意を取っていれば違法にはなりません)。
また、マイカー(自家用車)を業務で使用させるのであれば、ガソリン代や事故に遭った際の保険料などはキャバクラ側が負担することが通常であり、これらの経費をドライバー側が負担するといった合意がない場合にはキャバクラに対して返還請求を行うこともできます。
ただし、ドライバー側にガソリン代や保険料を負担させること自体に違法性はなく、これらをキャバクラ側が負担しないからといって直ちに違法性が問われる訳ではありません。
ガソリン代や保険料などが気になるという方は、経費負担の旨が記載されているキャバクラへ応募することや、面接時に条件面を詳しく確認することをオススメいたします。
キャバクラの送りドライバーという職業に違法性はない、ただし・・・
キャバクラの送りドライバーという職業に違法性はありません。
深夜の時間帯や隙間時間を活用してお金を稼いでみたい方やこれからナイトワークにチャレンジしてみたい男性は安心して求人に応募してください。
ただし、送りドライバーとして働くのであれば以下の点には留意すべきです。
【ガソリン代や保険代などの経費負担を明確にする】
時給にガソリン代や保険代が上乗せされた高時給であるならばともかく、安い時給なのに経費が実費負担なのであれば働いている意味がないため注意が必要です。
求人に掲載されている時給がガソリン代や保険代などを含むのか含まないのかは働く上ではとても重要となります。
条件面で不安がある方は面接の際にしっかりとキャバクラ側に確認を取ると共に、雇用契約書を通じて経費負担の内容を明確にすることが大切です。
【安全運転を心掛けつつ送る順番や道順をしっかりと覚える】
送りドライバーには女の子を安全に自宅まで送迎する義務があります。
ついスピードを出し過ぎてしまった、ウトウトしてしまったという理由で事故に遭ってしまえば大きなトラブルへと発展してしまい、多額の損害賠償請求を受けることも考えられるため注意が必要です。
また、キャバクラによっては女の子の送迎順や道順などに暗黙のルールが設けられていることもあります。
近い順に女の子を送り届けるというお店もあれば、たとえ遠くても先輩キャストから順に自宅まで送るというお店もあるなど様々であり、不要なトラブルを招かないためにも、しっかりとキャバクラ側にルールを確認しておくべきです。
他にも、送迎途中に女の子からコンビニやファーストフード店に寄ってほしいとのリクエストを受けることもあります。
お店から女の子の自宅までの道すがらにある店舗情報などを事前にチェックし、急な申し出にもしっかりと対応できる様準備をしましょう。
【女の子に対して絶対に手を出さない】
当然ですが、女の子に対して絶対に手を出してはいけません。
キャバクラの世界では男性スタッフがお店で働く女の子に手を出すことは御法度で、送りドライバーにおいても同じです。
お店によってはドライバーに対して女の子と話してはいけないという厳格なルールが設けられることもあります。
恋愛関係や肉体関係はもちろん、ちょっとした言い合いで女の子との関係性が険悪になってしまっただけでもキャバクラ側から即刻クビを言い渡されることもあるため注意が必要です。
あくまでも送りドライバーとキャバクラで働く女の子という関係性であることを意識し、必要以上に女の子と接触しない様に心掛けましょう。